年の瀬も押し迫ってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先月行われました「冬の交通安全運動」期間中におきましては、朝・夕の冷え込む中での街頭監視や街頭啓発活動など、各関係機関の方々を始め地域住民の皆様のご協力をいただき、誠にありがとうございました。
北海道内では、交通事故による死者数が昨年と比較して増加しています。
当署管内においても同様で、死者数が+3名という状況にありますので、運動期間終了後も継続して交通指導・取締を強化しております。
特に、「飲酒運転根絶」に向けたお願いです。
年末に入り、飲酒機会の増えるこれからの時期に、飲酒運転根絶に向けた交通指導・取締の強化を行っております。
お酒を飲むとわずかな量でも運転に大きな影響を及ぼし、重大事故を起こす可能性が高まります。
飲酒運転は、運転した者だけでなく、同乗者やお酒を提供した者などにも多大な影響を与える悪質な犯罪であることから、お酒を提供するお店の方は「お客さんが車で来店していないか」などを確認して、飲酒運転を防止しましょう。
皆様ひとりひとりが「飲酒運転をしない、させない、許さない」の気持ちで、北海道から飲酒運転を根絶しましょう。
北海道警察では、悪質な飲酒運転を根絶する目的で、『飲酒運転ゼロボックス』を運用しています。
「飲酒運転をしそう!している!」などの情報や飲酒運転根絶のためのアイディアをお寄せください。
次に「特殊詐欺防止」についてです。
当署では、~旭川は、だまされない! 110番で 詐欺退治!!~を合言葉に、継続して啓発活動を行っておりますが、先月、旭川市内において警察官を名乗る男からキャッシュカードを用意させるような内容や、使用している金融機関を聞き出すような詐欺の予兆電話がかかってきたとの相談が相次いで寄せられました。
このような電話や「消費金融に関する訴訟最終告知のお知らせ」などという葉書やメールに対しては、記載されている「問い合わせ先」に連絡することなく、直ちに110番通報するようお願いいたします。
そして、先日、当署管内にお住まいの方宛に「海外の賞金受け取り候補者に登録すれば、高額の賞金を受け取るチャンスを得ることができる」との内容の郵便が届き、登録料を同封の返信用封筒に入れて返送させるという手口が発覚しました。
【実際に送られてきた郵便内容】
犯人は次々と新しい手口で皆さんを狙っています。年末年始にご家族、親戚などが集まる機会には、詐欺に十分注意されるようお伝えください。
最後になりますが、本年も各種警察活動に対する皆様のご理解とご協力をいただきましたことを、署員一同厚く御礼申し上げます。引き続き、署員一丸となって犯罪被疑者の検挙や交通事故抑止、防犯啓発活動等に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
令和元年12月
旭川方面旭川中央警察署長
鳥潟 俊夫